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タイメディカルハーブを考える

タイメディカルハーブを中心に「食」と「健康」を考えます。日本では紹介されていないタイメディカルハーブなども紹介していきます。

ビタミンBとビタミンC

ビタミン ビタミンB ビタミンC

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先日お話したようにビタミンは13種類です。
初級なので簡単に書いていきますが、ビタミンには水に溶けるもの(これを水溶性といいます。)と脂に溶けるもの(これを脂溶性といいます。)があります。
それぞれ特徴がありますが、本日は水溶性ビタミンのビタミンB(群)とビタミンCについてお話しましょう。

まずはビタミンBから。
ビタミンB群は8種類あります。ビタミンB1(チアミン)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB5(パントテン酸)、ビタミンB6、ビタミンB7(ビオチン)、ビタミンB9(葉酸)、ビタミンB12(シアノコバラミン)です。
以前にもお話したように、ビタミンBを発見したのは日本人(鈴木梅太郎氏)で、ビタミンBの基本的な役割は炭水化物をエネルギーに変える手助けをするということです。(ご興味がある方は、「ビタミンB、アリナミン」で検索するといろいろ書いてあります。)

次にビタミンCですが、一番押さえておきたい働きとしては、強い還元力を持っているということです。つまり、強烈な活性酸素除去の働きがあるということです。病気や老化の元である活性酸素を除去してくれる非常に重要なものなのです。ちなみに人以外の多くの動物は体内でビタミンCをつくる事ができるので、食べることは必要ありません。

さて、これらの水溶性ビタミンで非常に重要なことですが、水に溶けるので、すぐにおしっこで出てしまいます。
なので、毎日摂らないと欠乏症(病気)になってしまいます。<ビタミンB不足で有名なのは脚気、ビタミンCでは壊血病。>
逆に、多く摂りすぎるということが基本的にありません。体に不必要な場合は排出されます。よく、栄養ドリンクを飲むとおしっこが黄色になるのはそのためです。(ビタミンB2が黄色のため)

もちろん、普通に食事をしてこれらのビタミンを摂る事が望ましいのですが、なかなか良質のものを摂るのは難しいですよね。

ちなみにビタミンCは熱に弱いビタミンとして有名です。
市販されているオレンジジュースや野菜ジュースは昔は濃縮還元する工程で熱を加えていました。現在は熱を加える方法ではありませんが、加熱殺菌しますので、天然のビタミンCはありません。ビタミンCをうたっているものは全て工業的に作られたビタミンCを添加しています。

現代の栄養失調

ビタミン ミネラル

f:id:maetyuu0623:20170304110147j:plain栄養失調って何が不足している状態だと思いますか?

3大栄養素?
炭水化物
脂質
たんぱく質

ではないのです。

5大栄養素のビタミン・ミネラルが不足したときに栄養失調というものが起こります。いわゆる現代型の栄養失調とでも言いましょうか。
ビタミン・ミネラルは必須の栄養素です。必須とは、体の中でつくる事ができない、という意味で必須栄養素ということは、体の中でつくる事ができない、外部から定期的に取り込む必要がある栄養素ということになります。

ちなみに、ビタミンとミネラルの違いですが、ビタミンは有機化合物、ミネラルは無機物という違いです。

簡単に言えば、炭水化物・脂質・たんぱく質をビタミン・ミネラルを使って、エネルギーに変えているのです。

ちなみにビタミンは何種類あるかご存知ですか?
全部で13種類です。
せっかくなのでビタミンのおさらいをしましょうか。。。

どうして、にんにくが元気の元といわれるのか?

にんにく ビタミンB

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にんにくを食べると元気になるとよく言われますが・・・。
どうしてかご存知ですか???

実は、にんにく自体に「元気」になる成分があるわけではなく、元気になる成分の吸収を高めると考えるとわかりやすいでしょう。

元気になるビタミンと言えばビタミンB系なのですが、ビタミンBは糖質をエネルギーに変換する働きがあります。つまり、ビタミンBがたくさんあれば、体の中にエネルギーが充満するということになります。(とても簡単に書いています。)

さて、このビタミンBは水溶性ビタミン(水に溶けるビタミン)ですが、ちなみにこのビタミンを発見したのは、鈴木梅太郎氏、日本人が発見したのです!水溶性ビタミンはこのビタミンB群とビタミンCです。この2つは水に溶けるので、体内に蓄積されにくくすぐに体外へ排出されてしまいます。
そこで、にんにくの登場です。

にんにくは主にビタミンB1の吸収と貯蔵に役立ちます。
にんにくにはアリシンという成分があります。このアリシンはビタミンB1と結合してアリチアミンという物質に変わります。アリチアミンになると腸からの吸収も高まり、脂溶性なので体内で貯蔵できるようになります。

にんにくが元気の元という仕組みがお分かりいただけたでしょうか?
全くの余談ですが、チアミンはあの健康ドリンク「アリナミン」の名前の由来でもあります。

ウコンはお酒にも効く!(笑)ウコン(カミンチャン)のお話その2

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前回ウコン(カミンチャン)のお話をしましたのでその続きをしましょう。
先に本日の結論ですが、ウコンはお酒にも効く。ということです。「にも」です。

昨日もお話しましたが、ウコン(カミンチャン)はタイでは基本、胃薬です。これはほとんど機序が解明されています。
簡単に言いますとウコン(カミンチャン)は胆汁の分泌を促進してくれます。
動物実験等でウコン(カミンチャン)は「ウルソ酸」と同じような働きをして、胆汁の分泌を助けてくれます。

では、胆汁とは・・・。
胆石などで胆嚢を摘出した方などは良くご存知とは思いますが、胆汁は肝臓でつくられて胆嚢で濃縮されて十二指腸から分泌され腸で様々なお仕事をして、腸から吸収され肝臓に戻ります。
ちなみに胆汁の元はコレステロール。
まぁ、そう簡単なお話ではありませんが、コレステロールが気になる方は胆汁をたくさん作れば良いかもしれません。
さて、胆汁はどんなお仕事をするかといいますと、すい臓から分泌される膵液と混ざって、三代栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)を分解します。<実際には分解するのは膵液で胆汁はそれを助ける働きと理解すればよいでしょう。>

大体、呑む時は食べます。消化吸収というのは体にとっては「負担」で、胆汁は肝臓で作られますから、「ウコンは肝臓の助け」にはなっています。
もちろん、ウコンには強肝作用もあり、抗酸化物質が多数含まれていますので、まぁ、ウコンはお酒にも効くということなのです。

でも、消化を助ける働きの方が大きいような気がしますが・・・。

 

「ウコンは効かない」の記事について

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先日、「ウコンは効かない」という記事がネットで広まりました。

健康食品「ウコン」(ターメリック)には薬効はないことが判明 - GIGAZINE

タイ伝統医学(ペートペンタイ)においてウコン(タイ語では、カミンチャンといいます。)は言わば万能薬で、体調が悪いときだけでなく、美容にも使われています。
ミスコンなどには欠かせないハーブでウコン(カミンチャン)で肌を磨く風景はタイでは割と普通の光景のようです。

さて、ウコンは効かないの記事では、ウコンの中に入っているクルクミンという成分は体内に吸収しにくいものなのでその効果は期待できない。というものです。
一方、試験管内では、クルクミンの薬理効果はある程度証明されているので、両方の意見を採用すれば、吸収できれば(体内に入れば)効く。ということになります。(じゃぁ、クルクミンお注射が良いのでは・・・ということですが。)

多くのウコンドリンクなどは、クルクミンを化学合成したり、単離抽出して、付加しているので、イメージダウンかもしれませんが・・・。

そもそもウコン(カミンチャン)には400~800種類ほどの成分があるといわれています。その中の一つにクルクミンという成分があり、これが薬理効果があるのではないかということで、研究がされています。しかしながら、まだ研究されていない成分が効いているのかもしれません。歴史的に「効く」と証明されているが、何故「効く」のかが解明されていない薬草は私達が想像しているよりもはるかに多いのです。
しかも、品種改良されていない原種のウコン(カミンチャン)であれば、1000種類を超える成分があるとも言われています。
タイでウコン(カミンチャン)を飲むときは、主に「胃薬」として使います。

実は、ウコン=お酒のお供という考え方は、日本ぐらいなのではないでしょうか?

男の元気クラチャイダム(カチャイダム)のまじめなお話

クラチャイダム カチャイダム 赤ガウクルア ソフォン

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先日CS放送を観ていたら、クラチャイダム(カチャイダム)が出ていたのでこのお話にしようと思います。

日本語とタイ語の発音の差異でどうしてもタイ語をカタカナに直すと複数の表記の可能性になってしまうのですが、クラチャイダム(カチャイダム)どちらでも良いと思います。
クラチャイダム(カチャイダム)は日本では黒ウコンと呼ばれています。
タイ伝統医学では、男性用のハーブとして非常に有名、なおかつ非常に高価なハーブですので、国有地などの山で密漁が絶えないハーブでもあります。朝鮮人参の数倍の強壮成分といわれています。

さて、このクラチャイダム(カチャイダム)ですが、サプリメント大国のアメリカでは、ナチュラルバイアグラと言われるくらいブームになりました。難関医学部のあるタイマヒドン大学とアメリカ企業の共同研究で、クラチャイダム(カチャイダム)の長期摂取で男性ホルモンが33%アップするという研究結果が出ているようです。
また、血管の拡張効果やポリフェノール、アントシアニンなどのフラボノイドによって血液さらさら効果なども認められているため、男性の勃起力の増加にも効果があるようです。

ただ、クラチャイダム(カチャイダム)単体で食べるよりもより効果をアップさせる方法があるんですよね。

----------ここからCMです。----------

赤ガウクルア(ソフォン)というハーブがあります。
これは、男性ホルモンを直接含んでいる(フィトテストステロン)植物なのです。
赤ガウクルアは、タイの部族、カレン族やモン族の間で古くから男性の強壮・強精剤、催淫剤に使用され、 男性の性行動を活発化させる秘薬として長く伝承されてきたそうです。
この赤ガウクルア(ソフォン)もアメリカで話題になっており、非常に安全性が高いと評価されているようです。
で、これらのハーブ<クラチャイダム(カチャイダム)や赤ガウクルアなど>を一緒に摂れるハーブタブレットがあります。しかも、タイではED改善の薬として販売されているサプリメントがミラクルブラックというものです。
即効性はあまりありませんが、食べ続けているとなんとなく「強い」は必ず実感できます。

 

青汁の謎

健康食品 青汁

f:id:maetyuu0623:20170225200712j:plain日本人はサプリメントが大好きです。
その先駆けとも言える青汁の謎を少しお話しようと思います。
青汁飲料というカテゴリができるくらい青汁は日本の文化になっちゃって、最近の流行では、青汁に乳酸菌が入っていたりします。

さて、この青汁、大体粉末状のものがほとんどですが、粉末状のものに関して(特にサプリメントは)は細菌検査をしなければなりません。当然、殺菌をしたものが私達の手元に届き、それを頂いているわけです。
で、殺菌方法ですが、粉末状の殺菌には、加熱殺菌、薬剤殺菌、紫外線殺菌、マイクロ波加熱殺菌、放射線殺菌等の方式があり、青汁の粉末において最もポピュラーな殺菌方法が、気流式過熱蒸気殺菌というものです。これは、簡単に言えば、圧力をかけた高温の水蒸気にさらして殺菌する方法です。殺菌温度は150℃~220℃で、通常、数秒さらされます。
市販の野菜ジュースには天然のビタミンは入っておらず、殺菌後、合成のビタミンを付加していることはご存知でしょう。
青汁にもまったく同じことがいえます。

そこで一つ疑問が湧いてきます。
つまり、パッケージに含有成分の表示がされている。ということです。
実は、これも間違いではありません。(恐らく)きちんと、食品分析されています!
しかしながら、成分分析する商品は先ほどの殺菌処理されている商品ではないのです。。。

さぁ、この緑色の液体。
かつては栄養価が高かったといわれていた液体ということになりますが、どうしますか?

<殺菌の処理についてはコストの問題です。牛乳などがわかりやすい例だと思いますので転記します。>

牛乳の殺菌方法にはどのようなものがありますか。

食品衛生法の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」により、「保持式により摂氏63度で30 分間加熱殺菌するか、又はこれと同等以上の殺菌効果を有する方法で加熱殺菌すること」と規定されています。主に、下表の方法が実用化されています。このうち、保持式とあるのは、タンクで所定の殺菌温度で保持する、いわゆるバッチ式殺菌のことですが、現在主流となっているのは、連続式の超高温瞬間殺菌(UHT 殺菌)で、牛乳が、120~150℃で数秒間殺菌され、その後急速に冷却される方法(条件)です。殺菌方法の9 割以上を占めています。他にも以下の表にあるような方法があります。耐熱性胞子形成菌を死滅させるのはUHT 殺菌のみで、低温保持殺菌に比べ1 万倍もの非常に高い殺菌効果があるといわれています。殺菌方法(設備)としては、蒸気や温湯で加熱した高温の金属プレート間を通過する際に殺菌するプレート式や、加熱蒸気中に生乳を吹き込んで殺菌するスチームインフュージョン式、生乳中に加熱蒸気を吹き込んで殺菌するスチームインジェクション式などがあります。
いずれの殺菌方法によっても、牛乳の栄養は変わりません。たんぱく質は熱により一部変性しますが、栄養や吸収率に違いはありません。

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一般社団法人日本乳業協会HPより

最後の一文は酷いですね。。。
いずれの殺菌方法によっても、牛乳の栄養は変わりません。たんぱく質は熱により一部変性しますが、栄養や吸収率に違いはありません。
どの殺菌方法でもたんぱく質はかなり変性します!
人間の皮膚なら全て火傷しますからね。。。。